40代後半からの転職は可能でしょうか?
バブルはとっくに崩壊し、長い構造不況の真っただ中での転職は厳しいことが予想されます。しかし私はこれまでに4社も転職を繰り返しましたが、47歳にして転職に成功していますから、45歳からの転職は可能だとお応えさせていただきます。
以下に40代後半を迎えてからの転職についてのポイントをまとめておきますので、参考にしていただけたらと思います。
まず何といっても面接官にアピールしなければならないことは「就業意欲」です。そのためには応募書類は気を抜かず丁寧に書くこと。その応募書類の中でも履歴書が非常に重要な役割を担い、特に志望動機に気を遣うことを心がけて下さい。
そしてこれまでの職歴でフォローする部分があれば積極的にマイナス面をカバーする部分も加えます。私の場合過去の転職理由がメインとなりました。
あなたなりの意欲の示し方があるはずですから、それを見出し、履歴書の志望動機欄にまとめるようにしましょう。
何故御社でなければいけないのか、御社のもとで何ができるのかを、わかりやすく簡潔に短く記載します。何故なら採用側にはたくさんの応募書類が届きます。それを隅から隅まで読んでなんかいられないというのが実情だからです。
つまり、内容よりもまずは見た目で判断されることもあるということ。内容がしっかりとしていれば書類選考は通過するだろうと甘く考えないようにしなければいけません。
必ず押さえたいポイント
- 文字は大きく読みやすく、ポイントを必ず押さえる
- 一文は20〜30文字位に納める
- 前職の退職理由はポジティブな内容で
もちろん丁寧で整った文字で書かなければいけません。文字を書くのが苦手な人もいると思いますが、そうした人は、例えば鉛筆で薄く罫線を引き、読みやすくしておくだけでも、相手に与える印象が変わってくるはずです(清書が終わったら下書き等は消しておきましょう)。
40代の後半の転職なら、職種のハードルを高くすることはおすすめできません。仕事がゼロより非正規という比較的低いハードルからでも悲観せずに挑戦してみて下さい。
そうして私に舞い込んできたのが紹介予定派遣の案件でした。即採用ということではないため、 採用側は比較的選考が緩めになっています。これは企業側が採用者を見定める期間がありますが、仕事の成果を示せば正規雇用へとつながっていきます。
雇用形態のほかにも下げるべきハードルはあるでしょう。給与の額、残業や休日出勤について、異動や転勤について、勤務地など、妥協できるところは妥協すること。そうすれば40代後半でも転職の可能性がアップするはずです。
ただ、妥協し過ぎると、今度は転職後に後悔しかねませんから、譲れない部分も適度に押さえながら職探しを行うことも大切なのかもしれません。
このような形から入ることで、47歳の私は転職を実現することができました。採用担当者の目を引く第一歩は、履歴書を読んでもらうこと、そこから転職のチャンスは少しずつ広がっています。
きっと駄目だろうという気持ちでは、履歴書からもやる気や意欲は伝わりません。あなたを前面にアピールした履歴書をまずは作成してみましょう。
もちろん面接の対策も必要不可欠です。履歴書とは違い自分の口で意欲等を伝えることになりますから、そこの対策も抜かりなく行っておく必要があります。
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