転職に最適な時期とは?

「転職したい時と転職すべき時の違い」

 

 気に入らない上司がいる、給料が低い、残業が多い、思うように有給が取れない等の理由で現職を辞めて転職しよう、と意を決します。果たしてこれが転職すべき時期と言えるのでしょうか。

 

 もちろん当の本人に意思あればこその転職であることはいうまでもありませんが、それと転職し易い、つまり転職すべき時期は必ずしもイコールではありません。

 

 どういうことかといいますと、例えば5月〜8月の時期を考えてみましょう。5月は俗に「5月病」と言われるようにカルチャーショックやミスマッチ等で特に新入社員が鬱に陥って退職する者が増えるといわれています。この5月期に転職活動をスタートしたとしましょう。しかし新入社員の欠員補充ですから、企業は新卒仕立ての人材か、少なくとも第二新卒者迄の20代前半〜半ばまでの後継者育成型の人材を採用する傾向があります。

 

 従って40代転職希望者にとっての転職好機とはいえません。また6月〜8月期は、賞与支給前の時期とあって、なかなか欠員が出ない傾向にあり、そのため採用案件も出にくい傾向にあるといえるでしょう。

 

 

「転職し易い時期っていつ」

 

 一方転職し易い時期というのはちゃんとあります。例えば4月。具体的には新年も明けようやく企業の本格活動期に入った2月頃から案件が出始めます。新卒案件はとうに内定者が決まっている時期ですが、中途採用はこれからです。この4月期は新年度スタート期に当たり、新規事業・部門設立や部門拡充等といった動きが出易い時でもあります。従ってこれらの動きに合わせて外部から優秀な人材を補充しようとする動きが活発化してくるのです。

 

 更に、下半期の始期でもあり、夏の賞与支給後となる9月頃から、求人案件が出易くなります。これまでの事業の見直し、再スタートや部門や人材補充等の見直しが行われるためです。

 

 どちらかといえば、こちらの時期の方が経験豊富な人材を確保しようとする動きが各企業に見られるようになりますから、40歳というそれなりの経験を持っていると思われる転職希望者にとっては有利な求人が出やすい時期なのかもしれません。

 

 もちろん、今すぐ辞めるべきという時はあります。例えばブラック企業やパワハラ、セクハラ等に悩み苦しんでいる場合等です。あまりネガディブな理由で退職をして転職を試みるというのはお勧めできませんが、そうした企業でずっと働くよりは転職のために動いた方がいいのかもしれません。「最適」という言葉とは少し違うものの、自分の置かれている状況を見ながら転職時期を探していくことにはそれなりの意味が出てくるでしょう。

 

 

「転職に最適な時期ではなくても求人チェックを」

 

 求人が比較的多く出るような時期を中心に、転職に最適な時期というものをいくつか提示してきました。しかし、それ以外の時期には求人がぱったりと無くなってしまうというわけではもちろんありません。

 

 常に求人はチェックするようにしましょう。あなたが転職すべき、つまり、あなたが望んでいたり企業があなたのような人材を望んでいたり、そんな求人が上で示したような“転職に最適な時期”のみにちょうど出てくるとは限らないはず。そこだけに集中して転職活動を行おうとすると、あなたにとっての優良企業の求人を見逃してしまうかもしれません。

 

 また、求人が多く出回る時期には転職者もそれなりに増える傾向があるため、競争率が上がり、よほどのキャリアがないと採用されにくいという現象も起きがち。今まさに転職に最適な時期なのかもしれない、そう思いながら求人を常にチェックしながら積極的な応募を心がけるようにしましょう。


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