なかなか話しづらい給与の話題…上手な条件交渉術とは

40代の転職者なら知っておきたい、上手な条件交渉方法

書類選考、SPI試験、複数回の面接などを経て、企業側から採用の打診があった場合、どのように処遇や入社時期などの条件交渉をするといいものでしょうか?

 

いざ、そうした場面に直面すると、悩ましいですよね?(特に面接の場で、面と向かって処遇の話などが出たりすると)そこで実際に40代で転職を成功させた筆者が条件交渉術についてお話しましょう。

1.企業側のスタンスの見極め

通常、採用プロセスが始まる段階で、企業側は〇月頃から、〇〇万円くらいの処遇で、〇名の人を採用したいとの採用条件イメージを持っているはずです。面接などを通じてやりとりしてみて、企業側の採用条件が明確かつ変更が難しい場合(ex 新規部署の立ち上げが社内で決まっていて、いつまでに外部から専門人材を採用しないといけないとスケジュールが決まっているようなケース)、基本的に交渉の余地はなく、提示される条件に対してのYesかNoかという二択になります。これは、普通、皆さんが想像されるパターンかと思います。

 

一方で、面接の中でのやりとりで、企業側が採用時期他の採用条件に多少の自由度があることが分かることもあります(迷いがあるという方が適切なケースもままあります)。また、現職の処遇との兼ね合いで先方にためらいが見える場合も、交渉の余地ありと判断できます。(特に面接での評価は高いが、企業側の社内規定をそのままあてはめると、提示できる給与が下がる場合等、企業側は思案しますし、わりとストレートに処遇が現職よりも下がるが大丈夫かと聞いてきます。)

 

 

2.処遇に関しての交渉

職務履歴書などで、企業側は現職での給与は把握していますので、提示できる給与が現職を下回る場合、人事担当者から、「処遇ダウンは問題ないか」「いくら以上は必要か」と聞かれることがわりとあります。その場合、露骨に〇万円というのは(日本人的な感覚でも、交渉上も)難しいので、面接の場のやりとりでは、「家族もいるので、大幅なダウンは受け入れが難しいが、仕事本位で前向きに検討させていただきたい。会社規定などで制約があることは理解している」くらいの回答にとどめるのがいいように思います。

 

その上で、面接後に転職エージェントにうまくフォローしてもらい、相手側の反応を見て、どのあたりが提示できる処遇の限界かを見極めることが肝要です。給与以外では、転職に伴い引っ越しが必要になる場合に社宅に入れるか、引っ越し費用の負担があるかなどは、見落としがちです。念のため、確認しておいた方がいいと思います。(筆者は現職への転職時に、社宅に入るか家賃補助を受けられたのに必要手続きが間に合わず、数百万円をもらい損ねました。)

 

 

3.入社時期の関しての交渉

こちらも企業側は今、人手が足りずに困っているので、基本的には今すぐにでも来てもらいたいというところが本音だとは思います。逆に転職する側は、時間があれば現職を余裕をもって辞めることができ、他の会社から内定をもらえるなどのメリットがあります。

 

経験上、「狭い業界でもあるので、現職での仕事をきちんとやり終えて円満退社することが重要と考えており、今抱えている案件の対応、引継ぎなどを考えると〇月くらいが現実的だが、検討してもらえる範囲か?」と申し訳なさそうに切りだすのが良いように思います。こういう言い方をすることで、仕事を責任をもってやり遂げようとしている意思も示せ、併せて、無理な入社スケジュールにすると円満退社にならず、会社間の問題になるかもしれない・・・との多少のプレッシャーを相手にかけることもできます。(下記のような統計も交渉上の参考になるかもしれませんね。)

 

中途採用の募集が多い時期(複数回答可)


出所:転職サービス「DODA(デューダ)」「ホンネの転職白書〜中途採用実態調査(2011年2月9日発表)〜」
https://jinjibu.jp/f_recruit_c/article/detl/outline/778/

 

 

まとめ

企業側からの採用の打診があった場合の対応はケースバイケースで、相手が入社時期、採用条件に妥協ができない場合は交渉余地がないですが、経験上はそうしたケースはまれです。入社時期は半年くらい待ってくれるケースもありましたし、処遇も当初は課長待遇だったのが、現職との差を少なくするために次長待遇にしてもらったケースもありました。日本人らしい謙譲の美徳を意識して、企業側にどこまでのことができるか、考えてもらうということかと思います。転職エージェントもうまく味方につけて、落としどころを見出してください。

 


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