中高年が外資系に就職するための情報

中高年は外資系企業の方が有利!?


 日本にもようやく景気回復の兆しが見え、これまで人件費が高くなる中高年の中途採用を見合わせていた企業が募集を始めるなど、ミドル世代には再就職のチャンスが巡ってきそうです。

 とはいえ、終身雇用制度が崩れ、企業で人材を育成する体力が失われた日本企業では、中高年の雇用形態にも大きな変化が表れています。求人のすべてが正社員としての再就職ではなく、契約社員や嘱託社員、パートやアルバイトなど、非正規雇用の求人が含まれているのが現実です。定年までの自分のキャリアや希望する条件を考えたら、日本企業ではなく、外資系に就職する方が有利になる場合もあるのです。

 

 外資系企業と聞くと、「能力主義」「英語力」などが頭に浮かび、検討前に無理と決めつける中高年も多いのではないでしょうか。ですが裏を返せば、外資系企業に対する誤った認識がまかり通っていることで、応募者が少なく、採用される可能性が高いというメリットもあります。中高年が満足できる再就職を果たすには、一つでも多くの選択肢を自分に残すのがベストです。思い込みで敬遠せずに、外資系企業への再就職を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

2.中高年が持つ特有の強みとは?

 40代・50代の中高年だからこそ持っているさまざまな能力が、いま「いぶし銀スキル」としてもてはやされています。では、「いぶし銀スキル」とは、どんな能力なのでしょうか。

 

 一つ目は、価値観が異なり利害が対立するクライアントや社内外の関係者の意見を調整し、合意を獲得できる「利害交渉能力」です。

 

 次に二つ目は、何事にも問題意識を持ち、目標や課題を見つけ、それを解決するための方法を考え、提案し、実践できる「変革推進能力」です。

 

 そして三つ目は、脳直や専門スキルが違う部下や後輩に対し、動機づけを行うとともに、育成・指導できる「コーチング能力」です。

 

 最後四つ目は、予想外の出来事にも臨機応変に対応でき、責任を持って日々の判断を行える「問題解決能力」です。

 

 こうしたキャリアと実績に裏打ちされた能力は、日本企業、外資系企業を問わず、強みとしてアピールできるものです。そうしたスキルを持っていることをアピールできる、具体的なエピソードとともに、応募書類や面接で披露することをおすすめします。

 

 

3.外資系企業が求める中高年像とは?

 日本に進出しようと考える外資系企業の多くが、市場を開拓するために、経験豊富な人材を求めています。業界内での人脈や、日本特有の人材教育のノウハウ、製品知識などを持つ中高年は、外資系企業にとって、とても魅力的な存在といえます。

 

 外資系企業が新規の市場に参入しようとするとき、クライアントとのコンタクトルートを持っていることは稀です。決裁権を持つクライアントの担当者を探すことから、始めなければならないのです。日本で同じ業界で活躍してきた中高年を採用することで、この点は簡単にクリアできます。日本に地盤をもたない外資系企業ほど、協力会社や取引先など、幅広い人的ネットワークを有している中高年は、企業の発展を考えると必要不可欠な存在なのです。

 

 また、日本にあった製品やサービスを拡販しようと考えたとき、国民的な気質にマッチする人材教育と育成を行う必要があります。日本独自のビジネスマナーの体得に始まり、日本の習慣・風習、人間関係の築き方を教えられるのも、中高年のキャリアがあってこそです。

 

 さらに既存の日本の製品やサービスとの差別化を考え、付加価値をどうつけていくかを考えられるのも、業界でのキャリアを積んできた中高年ならではの能力です。ある意味、外資系企業の方が、これまでの経歴と実績を高く評価してくれる側面があることを理解しておきましょう。

 

 

4.転職サイトで外資系企業の求人情報を収集!

 一口に外資系企業といっても、100%外資の企業だけではありません。日本企業との合資、あるいは資本参加だけというものも少なくないので、必ずしも英語力が必須条件ではないことを、まず念頭に置いてください。

 

 いざ外資系企業の求人を探そうと思ったとき、役立つのはやはり転職サイトです。希望条件に「外資系企業」と入れて検索したり、スカウトサービスを待つ登録レジュメに書き添えておくことで、より多くの外資系企業の求人を知ることができます。転職サイトの中には、外資系企業や海外勤務などに特化した求人情報を提供しているところもあるので、登録することをおすすめします。

 

 また年々転職サイトが増えており、各社ごとに得意分野が違います。転職サイトの口コミランキングなどに目を通し、中高年の再就職に強いところを優先して、複数に登録しましょう。一見手間がかかる作業ですが、中高年になると、若いときと違って、応募すればすぐに採用というわけにはいきません。少しでも自分に有利な就職を実現するためには、一つでも多くの企業に応募し、自分の価値を認めてくれるところを探さなければなりません。どんなに時間がかかっても、複数の転職サイトでスカウトサービスが受けられるよう、登録を済ませてください。

 

 

中高年に外資系企業への就職をすすめる理由

 中高年に外資系企業への就職をおすすめするのは、情に流されず、ビジネスライクに話を進められるからです。外資系企業の募集の場合、求められるミッションや給料・待遇などの条件が明確なケースが多いです。これまでのキャリアや実績に自信がある中高年であれば、業績によって高給をもらえる可能性が高いですし、純粋に応募者自信を見て、採否を決めてくれるのも魅力です。一方で、入社後に提示されたミッションがクリアできなかった場合、降格や減給、解雇される可能性もあります。そうした条件は、外資系企業によって異なりますので、求人情報だけでなく、応募企業のホームページなどを見て、求められることを事前にリサーチしておくべきでしょう。

 

 中高年の就職は、若者と比べると狭き門であることは事実です。外資系企業を敬遠するのではなく、とりあえず情報収集をして、自分で応募しようと思えるかどうかを確かめるだけでも、選択肢を広げるには十分です。ぜひ一度、外資系企業の求人をチェックしてみてください。

 


トップページ 5つの転職ステップ おすすめ転職サイト