販売経験者が目指す資格、販売士検定試験

 景気が回復しつつあるとは言え、40代の転職活動は並大抵のことではありません。企業によっては1つのポジションに数十人、または百人近くの応募者が殺到するなんてことも多いようです。ほとんどが履歴書の時点で落とされ、面接へ進めるのはごくわずかというのが実情でしょう。

 

 まずは面接に進めなくては職を獲得することは困難なため、履歴書を少しでもよく見せる努力は必要です。業種にもよりますが、資格試験などを勉強し取得するのもその一つの解決策となるはず。

 

 もしも前職が販売職であるならば、40代からの転職も夢ではありません。若い人しか働けない売り場もありますが、40代ならではの売り場もあるからです。ただ、数ある転職希望者の中から抜きん出るためにも、それに必要な要素(能力)を持ち、さらに履歴書等でそれを明確に示しておく必要が出てくるでしょう。

 

 そこでお勧めしたいのが、「販売士検定試験」。販売職経験者は「販売士検定試験」を取得しておくことで、さらに転職を有利に進めることができるのではないでしょうか。

 

 

難易度と強さで圧倒

 

 商工会議所主催の「販売士検定試験」は1973年の創設以来40年の歴史を持ち、流通業界で唯一の公的検定となっています。

 

 1級から3級まであり、2,3級は筆記試験のみ。1級は筆記試験と面接があります。筆記試験の内容は、小売業の類型・マーチャンダイジング・ストアオペレーション・マーケティング・販売経営管理から出題されます。

 

 1級の面接は、表現力・説得力・問題意識が試されます。「問題意識」に関する質問が出されるため、経営者的立場で現場をよく理解した経験者でなくては合格は難しいようです。もしも、自信があるならば、1級にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

 

 試験日程は3級が7月と2月、2級は10月、1級は2月となり、受験料は3級4,000円、2級5,500円、1級7,500円となります。合格率は3級で約52%、2級で約48%、1級は約25%です。

 

 2級以上であれば履歴書にも記入できますからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

販売員以外には無用の資格?

 

 「販売士検定試験」というくらいですし、上でも説明したように、前職が販売員である、あるいはそうした職種に今後転職したいと考えている人にとっては、これほど重要で転職活動に有利となる資格はないのかもしれません。

 

 しかし、販売とは全く異なる職種への転職を目指していたとしても、この資格を持っておくことが無意味なものとなることはないでしょう。

 

 例えば営業職。物やサービスを営業によって売り込む時、販売に関する知識があれば、それを元に提案を行うことができます。例えば管理職。これは業種や職種に関係なく、部下をしっかりとマネジメントする必要があり、それに「経営に関する知識」や「コンサルタント能力」が身に付いているかどうかを証明できる「販売士検定試験」という資格が優位性を持ってくるのは間違いありません。

 

 履歴書の資格欄に、「販売士検定試験1級」などと書いてあれば、販売職とは縁のない職種でも必ず興味を持ってくれるはずです。そこでこの資格の概要(難度や能力)などを説明できれば他者との差別化に成功し、採用のためのポイントを稼ぐことができるのではないでしょうか。

 

 

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