TOEIC…英語力は何よりのステータス

 40代の方が就職または転職をする場合の資格で、役に立つ資格のひとつがTOEICです。TOEICはアメリカの非営利団体「ETS(Educational Testing Service)」が行っている、英語を母語としない国の人たちを対象にした英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。

 

 TOEICとは「Test of English for International Communication」の略語で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界中で行われているテストです。日本国内でも武田薬品工業が2013年入社の新卒の応募条件に、TOEIC730点以上の基準を設けています。

 

 韓国のサムスンや松下電器の国際広報担当の採用の応募条件には、TOEIC900点以上の基準を設けています。さらにサムスンの場合は中核人材A級や課長に、昇格するにはTOEIC920点以上が必要です。このように大手家電メーカーや大手商社では就職や転職をする場合に、TOEICで一定の点数がないと面接すら受けられなくなっています。

 

 TOEICの特徴は合否ではなく、10点から990点までのスコアで評価される点です。TOEICはListening(聞き取り)とReading(読解)が、それぞれ100問で合計200問です。スコアはListeningとReadingとも5点刻みで行われ絶対評価ではなく、Equatingと呼ばれる方式を用いて統計的に算出されます。

 

 試験問題は各国共通で身近な事柄からビジネスに関することまで幅広く出題され、どれだけ英語でコミュニケーションできるかということを測るのが目的です。受ける会社や職種によって異なりますが技術部門の40代の方に求められるTOEICのスコアは500〜700点で、営業職に転職をする場合は550〜750点を目安にしてください。商社など海外への赴任であれば、少し高く750点〜800点は必要です。

 

 さて、ではどうしてこのTOEICが40代の転職活動を有利にさせるのでしょうか。「自分はサムスンや松下電器へ応募するつもりはない」、「自分が気になっている企業の求人票には“TOEIC”の文字すら出てこない」と思っている人もいるでしょう。

 

 確かに、TOEICを応募資格としている企業の方が断然少ないのが現状です。しかし、あなたはふと思うことがないでしょうか、「英語が扱える人って、すごい」と。
 企業の人事担当者も必ずそういった意識を持っているはずです。「英語ができる人を採用したい」と思っていなかったとしても、「うちの会社で働くのに英語は必要ない」と思っていたとしても、英語ができることが一つのステータスとなり、それが採用に有利に働くことは決して無視することができない事実なのです。

 

 もし転職活動がうまくいかないと悩んでいるのであれば、思い切ってTOEICを受けてみることをお勧めします。勉強しなければなりませんし、高得点を叩き出すのは決して容易ではありませんが、そこを乗り切れば、もしかしたらこれまで落ちてしまった企業よりも遥かに待遇の良い企業に採用してもらえるようになるかもしれません。

 

 TOEICは年に10回、各都市でテストが開催されています。受験回数の制限もありませんから、意欲さえあれば何度でもテストを受けることが可能です。申し込みもとても簡単。
 受験料も含め、受験までのハードルはとても低く設定されているので、40歳を過ぎてからでも勉強をスタートさせテストを受けることができます。

 

 応募したいと思っている企業・業界・職種に英語が関係なくとも必ず大きな武器となってくれるTOEIC。転職希望者は、そろそろ本気でこの資格の取得を考えるべきなのかもしれません。

 


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