輸出入経験者にお勧めの国家資格「通関士」

輸出入経験者にお勧めの国家資格「通関士」

グローバル化により輸出入件数が多くなってきた現代、日本国内での年間輸出入申告件数も年々増加の一途を辿っています。それだけ日本は貿易というシステムに依存していると言えるでしょう。依存しているということは、通関手続き件数も増え、今後通関士のニーズは高まるものと予想することができます。

 

通関士内容詳細

通関士とは、財務省管轄の貿易業界唯一の国家資格です。学歴や年齢、経歴に関わりなく、誰でも試験を受けることができる国家資格ですから、40代から目指すことも可能です。

 

ただし通関士は行政書士や公認会計士のような独立開業を目指す資格ではありません。
通関業の免許を取得してる運送会社や、輸出入商品を扱う倉庫会社、国際便を運行する海運会社、または輸出入を行っている商社やメーカー、自社通関している会社での勤務経験があれば取得することで転職活動に有利にはたらく可能性が高まります。しかし未経験者の40代が取得しても資格を活かすことは難しい状況です。

 

とはいっても、今挙げたように、意外と多くの業種で重要な役割を担っていることは事実。例えばメーカーと呼ばれる企業の中には、通関に関する部署を備えているところも少なくありません。そこには当然のように通関士の資格を持った人がおり、自社の製品に関わる部品などを輸入する時にその能力を発揮することになるのです。

 

通関士の合格率は10%前後で少し難しい国家資格の部類に入り、宅建や行政書士と同レベルの難易度だと言われています。通関士の勉強は出題傾向を押さえ、しっかりと知識を習得すれば十分に合格できる試験です。しかし早めの取得を目指すなら通信教育や専門学校などで体系的に学んぶことをお勧めします。

 

通関士試験

通関士の試験には通関業法や関税法などの科目があり、これらはそれぞれマークシート方式で解答していく形となっています。合格水準は大体60%以上。この水準は試験ごとに変わると言われているので目安として押さえておきましょう。
試験は年に1回ですから、十分な準備をしながら臨むことができるはず。工夫すれば資格取得のための勉強と仕事との両立も難しくはないため、社会人でも問題なく合格を狙うことができます。

 

専門の通関業者には通関士が1名以上いなくてはいけません。通関業者でなくとも自社で輸出輸入しているところは多いですからそういった企業では通関士の資格は評価されます。たとえば運送会社や倉庫会社、海運会社、商社、メーカーなどへの転職には有利になる可能性があります。しかしどの資格でも言えることですが、資格だけで内定を勝ち取ることは難しいので、業界未経験者であればあまりお勧めはできない資格です。

 

業界未経験者の転職に関して期待できる効果があるとすれば、“難関の国家資格を持っている人物”として評価されるという点。普通自動車運転免許しか持っていない人と、通関士のような難しい国家資格も持っている人、どちらが優秀な人材であるか、人事担当者はきっと直感的に「後者の方が優秀な人材である」と感じるのではないでしょうか。
そうした効果を狙うのであれば、今からでも取得しておいて損はないでしょう。

 

関連サイト

通関士試験:税関 Japan Customs

 


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